魔道具専門店ウィッチについて
こんにちは、イオドです。今回のRAGEも観戦側なので、魔道具専門店について書きました。
RAGEで友田さんが魔道具専門店をどのように実況するかが楽しみにしてたけど、Day1は配信ないのか……
目次
・採用に差があるカード
・マリガン
・プレイ方針
・各マッチアップの所感
・あとがき
デッキリスト
JCGなどで見られるリストの中で一番多かった、13×3+1のタイプを載せました。ここから、環境に合わせたり、Bo3であればどの対面を意識したいかを考えたりして調整していくのがよいと思います。
採用に差があるカード
JCGやTwitterなどで見たリストで採用(の枚数)が分かれていたカードを見ていきます。
突然の落石
リストによっては2枚になっていたカードです。入れ替え先は多くの場合、覇食帝の調理になります。突然の落石は対象を選べませんが、盤面が空の状況でも打つことができます。この点は、バーンの時にとても役に立ちます。
覇食帝の調理
突然の落石の入れ替え先として採用されるカードです。能力によって手に入るカイザの激辛料理によって2面まで処理ができる点、対象を選べる点が特に連携ロイヤル対面や後攻の際に優秀となっています。
マジックミサイル
他のカードを採用したいと考えた際に、一枚抜いてもあまり問題ない(抜くデメリット<新しく採用するカードのメリット)として減らされているカードです。
静寂の実験室
土を供給できる点、序盤をつなぐことができる点が評価され、1枚から2枚程度採用されていることがあるカードです。
ラブソングシンガー
ミラー後攻という絶望を可能性のあるものにしてくれるカードです。ミラー以外では役に立たないカードであるため、採用しない方がいいと思います。
マリガン
ドローカード
序盤をつなぐカード
ドローカードと序盤をつなぐカードをバランスを考えてキープしています。バランスの優先度は、先攻ではドローカードが高く、後攻では序盤をつなぐことのできるカードが高いです。
でたらめな接合とフューチャービジョンは、どちらの能力も兼ね備えている強力なカードなので、特にキープの優先度が高いです。
結束の魔術と境界の魔道士は先後を問わずキープ(どちらもある場合は結束の魔術のみをキープ)しています。このデッキはライフで受けることが多いため、耐えて全体処理をすることができるこのカードは、ゲームにおいて必要であるからです。また、境界の魔道士を引かなかった場合、魔道具専門店のPPを1回復する能力が働かないためです。
*補足
知恵の光はドローカードではありますが、バーンカードとして使いたいためキープしていません。
ここで説明したのは、基本的なマリガン方針ですので、対面によって細かいところは変わってきます。
プレイ方針
このデッキは魔道具専門店を出し、そのバーン能力で倒しきるというデッキです。そのため、魔道具専門店開店までの準備ターンと相手を倒しにいくバーンターンがあります。
準備ターン
魔道具専門店を置くまでの1~6ターン目です。この間は、ハンドを整えながら負けないように立ち回ります。除去(特に全体)の枚数は限られているので、相手はハンドから何点出すことができるのかを考えて、リーダーで受ける判断をすることも必要です。
でたらめな接合や知恵の光をとりあえず使うみたいなことはやめてください。どちらもバーン時に使いたいカードです。でたらめな接合は、バーン時以外で使うのも非常に強力ですが、ハンドを捨ててしまうので、知恵の光やエレメンタル・マナ、荒野の休息といったカードを抱えている時は、序盤であっても使うかどうかは慎重に判断するべきです。
バーンターン
基本的なことですが、ドロー能力を持つカードから順番に使用してください。魔道具専門店の演出は短いので、ターンの開始から動き始めれば、引いてきたカードを見てからプレイする余裕があります。
でたらめな接合のクレイゴーレムを2体出すという能力によって盤面が埋まってしまい、カードをプレイできないといったことは、よくやってしまいがちなミスですので注意してください。
各マッチアップの所感
よく発生するマッチアップについての所感です。
異形エルフ 微不利
相手が序盤に地を裂く異形を引けているかどうかで変わってきます。ですが、後攻の場合は、序盤に置かれた相手のフォロワーに削られることによって、地を裂く異形の打点の依存度が低くなり厳しくなります。
アマツエルフ 不利
クラッシュインセクトの追加によって打点の伸びが大きくなっていて、ほぼ回復がなく、守護がいないこのデッキでは受けきることが難しいです。
連携ロイヤル 微不利〜不利
横展開してくるカードが多いため、境界の魔道士やフューチャービジョンを使うタイミングは慎重に判断する必要があります。先攻では、信念の剣閃前となる6ターン目に境界の魔道士を使うのがよいです。後攻の場合、信念の剣閃と君臨する猛虎という打点カードが絡むターンが2ターンにおよび厳しいため、ある程度割り切ったプレイも必要になります。
進化ロイヤル 有利
君臨する猛虎がナーフされたこともあり、横展開から無理やり押し切られると言うこともほとんど無くなりました。場合によっては、魔道具専門店の打点がペインレスサムライによって吸収されてしまうことがあるので、除去できるように注意しておく必要があります。
魔道具専門店ウィッチ(ミラー) 先攻が大幅有利
先攻が大きく有利です。後攻は、ラブソングシンガーを持っていない場合ほぼ勝てません。
後攻で勝つためには、でたらめな接合によるビートダウンしかありません。そのため、後攻のマリガンでは、相手が魔道具専門店であるとわかっているなら、でたらめな接合を全力マリガンしています。
先攻のマリガンでは、基本的にボードのテンポは無視してよいので、ドローカードとバーンカードを探しに行きます。フューチャービジョン+バーンカードorドローカードの時は、魔道具専門店までセットキープしています。
秘術ウィッチ 有利
キルターンが遅いこと、横展開が得意では無いことから、余裕をもって魔道具専門店を準備することができ、有利に立ち回れます。
ディスカードドラゴン 微有利
相手のランプと疾走の枚数次第ですが、横展開が得意ではなく、キルターンもこちらの方が早いため、有利に立ち回れます。
葬送ネクロ 不利
連携ロイヤルと同じく、横展開できるカードが多く、また疾走もあるため不利対面です。特にフェイタルオーダー(征伐の死帝)、恋人・ミルティオ、リッチ(征伐の死帝直接召喚)、幽暗の墓守などによって、4~6毎ターン強力な横展開ができるため、除去が間に合わないことが多いです。また、天覇風神・フェイランが絡む展開も多く、5/5が複数体になり除去できないということもあります。
葬送冥府ネクロ 五分
葬送ネクロと同じく、恋人・ミルティオ、リッチ(征伐の死帝直接召喚)、幽暗の墓守によって強力な横展開が出来ますが、毎ターンできるという訳では無いため、一度処理することが出来れば有利に立ち回れます。しかし、天覇風神・フェイランが絡んだ際の盤面や、選択できないレジェンダリースケルトンが、特に先攻を取られた際に厳しいです。
コントロールヴァンパイア 有利
秘術ウィッチと同じ理由で有利です。鋭利な一裂きや紅のワルツなどのバーンカードが存在するため、リーダーでフォロワーの打点を受ける際には、このことを留意しておく必要があります。
あとがき
魔道具専門店も使う側に回ってみると、思っていたよりもいろいろと考えることのあるデッキでかなり楽しかったです。ただ、ミラーしている時や、相手の魔道具専門店のバーンに耐え切れているかどうかを待っているときの虚無感はとても嫌いです。
現環境に与えている影響の大きさからナーフされてもおかしくないデッキだと思うので、今のうちに遊んでおくのがいいんじゃないかなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!RAGE参加する方はがんばってください!